とても嬉しいことに、お客様より、先日ご購入いただいた絨毯のお写真を送っていただきました。
アフガニスタンの最後の遊牧民族といわれる、バルーチ族による手織り絨毯です。
バルーチ絨毯といえば、深い赤や茶、濃紺、黒を基調とした落ち着いた色合いに、幾何学模様や生命の樹、星型などを組み合わせたデザインが特徴的です。
今回のお品はとても希少な藍色主体のモスクの風景を表現したもの。

ピアノと合わせたい、というお客様のイメージで選ばれた一枚でしたが、まさにその通り。
絨毯の色合いと奥行きのある文様が、ピアノのある空間に静かな力強さを加えています。
壁に掛ければ、異国の扉の外に広がる風景が感じられ、床に敷けば、絨毯が持つ立体的な雰囲気がお部屋全体をやわらかく包み込みます。

1+1=2 ではない広がりを生み出す力。
それこそが、手織り絨毯の魅力であり、そこには人の手の温もりや想い、個性が静かに息づいているのです。
吸音性もあり、視覚だけでなく聴覚も整える用の美を備えたインテリア。
この絨毯が、長く美しく暮らしに寄り添ってくれることを願っています。
素敵なお写真、本当にありがとうございました。
心を込めて、末永くアフターフォローさせていただきますね。

